カプセルコレクション「ONE ON ONE」は、アンダーカバーの初期に見られる“ONE AND ONLY”へのオマージュとして名付けられた。両ブランドのコアとなる部分を互いに再解釈し、それぞれのテイストを散りばめたデザインの、ウェアや小物が揃う。
フラップ付きの大きなポケットがアクセントのチェスターコートやジャケット、ツータックパンツにはアンダーカバーのパターンを採用し、ソリッドな佇まいに。アウターには襟のラインに添って「ONE ON ONE」のロゴを配置し、パンツはバックにロゴを配しサイドジップをあしらうなど、ミニマムながらも目を引くアクセントを効かせているのが印象的だ。
また、カジュアルなフーディーやスウェットシャツには、従来服の内側にあしらわれるはずの織ネームをあえて表にレイアウト。アンダーカバー、ダブルタップスのブランドロゴと「ONE ON ONE」のロゴが並ぶ、遊び心のあるデザインに仕上げている。この他、ロゴを配したキャップや、ジップをあしらったベルトも展開される。
今季はローリング・ストーンズ(The Rolling Stones)のミック・ジャガー(Mick Jagger)と、セルジュ・ゲンスブール(Serge Gainsbourg)のパリジャンスタイルからインスピレーションを得たという。特に1975年に行われたストーンズの伝説のコンサートツアーからディテールや色使いを取り入れボヘミアンムードを表現した。「ミック・ジャガーと次のコンサートツアーの打ち合わせをしたとき、彼がワードローブを見せてくれたのがきっかけでそのディテール、色使い、アティチュードに強く引き付けられた」とヴァカレロ。75年のストーンズと言えばLAでの5日間公演は伝説である。